レッドビーシュリンプをどんな風に楽しむか?で、レッドビーシュリンプの飼育スタイルは変わります。
10数年以上前の話ですが、urushiがレッドビーシュリンプの飼育を始めたころの飼育方法を交えながら、レッドビーシュリンプの繁殖をするために必要だと経験したことをご紹介します。
この記事では「レッドビーシュリンプの繁殖と混泳を考慮した水槽設置」について書いていきます。
レッドビーシュリンプの混泳は可能か?
結論から言うと、レッドビーシュリンプの混泳は可能です。
ただし、鑑賞用として割り切ってしまうならです。
もしもレッドビーシュリンプを増やしたいと考えれているなら、魚類との混泳はおすすめしません。
urushiもブリーディングをするずーっと昔には、Co.コリドラス・ハブロススと、ランプアイをタンクメイトにしていました。
むしろ先に、ランプアイとCo.コリドラス・ハブロススがいた水槽へ、熱帯魚屋さんで見かけたレッドビーシュリンンプを導入したという言い回しの方が正しいです。
初めてのレッドビーシュリンプの飼育は、40センチほどの水槽にランプアイ5匹とCo.コリドラス・ハブロススが3匹、そしてレッドビー5匹を入れていました。
水草を10種類以上入れた簡単な水草水槽でもありました。
そのうちにランプアイがどんどん増えました。
ハブロススとレッドビーシュリンプは全く殖えませんでした。
レッドビーシュリンプを繁殖するなら
小さな水槽で熱帯魚とレッドビーシュリンプを飼育しているうちに、レッドビーシュリンプを繁殖させたいと思うようになりました。
レッドビーシュリンプについて調べ始め、繁殖させるためには環境条件があると分かりました。
繁殖に必要だと感じた条件は、①ソイルで飼育することと、②混泳を止めることでした。
レッドビーシュリンプ繁殖の水槽条件
- 混泳せず、単独飼育する
- 床砂はソイルを使う
ランプアイとCo.コリドラス・ハブロススは、ちょうど欲しいという貰い手がいたので里子に出しました。
レッドビーシュリンプを繁殖したいなら単種飼育する
エビは釣り餌に使われるように、魚にとっては格好の餌になります。
レッドビーシュリンプの生まれたての子供は、2~3mmほどです。身体も透明で、卵から孵化したばかりの時は、上手に泳ぐことも出来ずに水草などにしがみついています。
稚エビについては、専用記事で詳しく知ることができます。
レッドビーシュリンプの稚エビ|稚エビの餌や育て方について知ろう!
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稚エビは脱皮をすることにより大きくなるのですが、脱皮後は身体も柔らかく殻が固まるまで動くことも出来ません。
レッドビーシュリンプは生涯に渡って、脱皮をして成長をします。
脱皮のたびに動けないエビは、タンクメイトの極上の餌になってしまうのです。
水槽といった限られた広さの中で泳ぎまわる魚から、レッドビーシュリンプが餌にならずに生き延びる確率はかなり低いと言えます。
泳ぐのがヘタで小さな稚エビなら、なおさらです。
レッドビーシュリンプを殖やしたいのであれば、魚類と混泳させるのはNGです。
レッドビーシュリンプは共食いしない
ザリガニと違ってレッドビーシュリンプの親は、稚エビを食べる心配はありません。
死んだエビに対しては食べ物とみなしますが、生きている状態で襲うことはありません。
レッドビーシュリンプの稚エビが生まれたからといって、親エビから隔離する必要はありません。
レッドビーシュリンプは縄張り争いもなく、いざこざも、ちょっとした餌の取り合い程度です。とても平和な生き物です。
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レッドビーシュリンプと混泳できるタンクメイト vol.1
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繁殖水槽にはソイルを使う
元ブリーダーとしての経験から言うと、栄養系ソイルを用いるのが一番です。
黒土からフミン質などが溶け出すことで、微生物の繁殖が活発になります。
微生物とエビ(ヌマエビ)とはとても近い存在で、ともに自然界では分解者。微生物が元気な水槽であれば、稚エビの歩留まりも向上します。
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アマゾニアソイルをビーシュリンプに使う時のポイント!栄養系ソイルには注意!
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urushiの水槽の立ち上げ方法は漆えび流水槽立ち上げ法を参考にしてください。
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レッドビーシュリンプ水槽立ち上げ方法|漆えび流
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水槽レイアウトのコツ
ちなみに、レッドビーシュリンプは生まれた子供を選別し、自分好みのエビに進化させることが醍醐味となります。
レッドビーシュリンプを選別しやすいように水槽内のレイアウトは、レッドビーシュリンプが救いやすいようにシンプルなものが良いです。
ただし水草と相性がとてもよく、隠れ家にもなるので水草は入れてあげてください。水草をたくさん入れることで、水槽内のバランス(栄養系ソイルも落ち着き)も良くなります。
ソイルは半年~1年ほどで効果が無くなり、リセットをする必要が出てきます。
リセットの時に邪魔にならないように、水草はソイルに植え込むものより流木などに活着させて、取り出しやすいものがおすすめです。
水槽選びやレイアウトについては、専用記事でさらに詳しくご紹介しています。
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ビーシュリンプの水槽|水槽の選び方やレイアウト方法
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レッドビーシュリンプの繁殖と混泳を考慮した水槽設置 まとめ
この記事は「レッドビーシュリンプの繁殖と混泳を考慮した水槽設置」について書きました。
レッドビーシュリンプを繁殖させないなら、大人しく小さな魚類との混泳も可能です。
レッドビーシュリンプを繁殖させて殖やしたいなら、混泳は避けてレッドビーシュリンプのみ飼育するのがベストです。
タンクメイトとしては石巻貝やラムズホーンなど、貝類だと繁殖にも影響ありません。
レッドビーシュリンプの水槽は、ソイルを使う関係で半年~1年、長くても2年以内にはリセットをする必要が出てきます。リセットしやすいように水草は流木などに活着させたものを使うのが便利です。
上手く繁殖できるようになれば、選別をするようになってくると思います。レッドビーシュリンプが網ですくいやすいレイアウトにするのも大切です。
一方でurushiは、見栄えも良くなり水質も安定するので水草を入れてやるスタイルが好きなので、水草はたくさん入れています。
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