レッドビーシュリンプ最強のカルシウム剤|アラガミルクの使用方法と注意点

2019-12-29

最強のカルシウム剤|アラガミルクの使用方法と注意点

ども、元ブリーダーのurushiです。

実際に使って良かった『おすすめミネラル剤』をご覧になって、お問い合わせをいただいたので、今回はアラガミルクについての記事を書いていきます。

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この記事では「レッドビーシュリンプ最強のカルシウム剤|アラガミルクの使用方法と注意点」ことについて書いています。

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最強のカルシウム剤を使いこなしましょう!

ビーシュリンプのカルシウムと脱皮不全

まず大前提のビーシュリンプにとってのカルシウムについて、情報を整理しておきます。

水道水にもカルシウムは多く含まれている

脱皮不全という言葉をよく耳にしますが、レッドビーシュリンプが脱皮不全を起こすことは、あまり無いと個人的には考えています。

これは研究者時代に水道水の成分検査(120項目)を年2回(夏と冬)行っていた経験が根拠なのですが。

水質検査の際に水道水内にカルシウム分というのは結構含まれていて、足し水や換水をちゃんとしていればレッドビーシュリンプがに必要な量が不足することは考えにくいからです。

お風呂場のシャワーや鏡に白くカルシウム分が沈着するところをみても、カルシウム分は結構含まれていると感じられると思います。(これは元の川の成分により変わってきますので地域差は大きいです。)

 

カルシウム剤の添加の目的はプラスαの環境改善

ただしカルシウムの添加が必要じゃないかというと、そうではないと考えています。

もともと水には地域差がありますし、浄水器を通すことや、井戸水を使う、もしくはレッドビーシュリンプの飼育数によってもカルシウムが不足しないとは言い切れないからです。

ただ脱皮不全に陥るほどの不足は、実際には起こっていない(滅多に起こらない)と思います。(脱皮に失敗する場合は、そもそもレッドビーシュリンプが弱っていた可能性が高いです。脱皮はエビにとって体力をとても消耗する命がけの出来事です。脱皮後に1.2~1.5倍に急成長することを考えても、かなりの消耗を伴うことが分かります。)

 

ビーシュリンプに使える?アラガミルク?

製品の特徴

飼育水槽では下がりやすいPH値およびKH値を、天然の海水に近い状態に安定させる添加剤です。

天然のアラゴナイト微粉末を含んでおりカルシウムや炭酸、ストロンチウムと微量元素を供給します。

海水魚、サンゴ、海藻などの飼育はもちろん、淡水のアフリカンシクリッドや卵胎生メダカにもお使いいただけます。

(※アラガミルクの添加を続けるとナトリウムイオンが蓄積しますので、定期的な換水が必要です。)

神畑養魚株式会社より抜粋 

もともとの用途は、海水水槽で使用する用品です。

 

海水で飼育するコーラルやイソギンチャクなどは、人工海水だけの成分ではミネラルや微量元素が足りずに、調子が上がらずキレイに開かないことが多く、安定した飼育が難しいです。

海水は淡水に比べミネラルや微量元素の量がとても多く、海に暮らす生き物は必然的にその必要量が多いです。

 

魚に比べコーラルやイソギンチャクは、水とのイオンのやり取りが豊富です。

これは淡水の熱帯魚より、エビが水にちょっと敏感であることと同じです。

 

人工海水だけでは不安定な状態である飼育水を、アラガミルクを入れることで、ミネラルを追加しイオン的にも安定させ、自然界の海水に近付けることが出来ます。

 

陸上の生物も由来が海なので、urushiたち人も含めて生きるためにミネラルを必要とします。

水生生物のレッドビーシュリンプも、もちろんミネラルを必要とし、ミネラルの宝庫である海水用の製品を使用することで、不足分を補うことが出来ます

ミネリッチなどが、海水から塩分を抜いたモノと考えれば分かりやすいと思います。

重炭酸塩・炭酸塩は海水の中でPHを安定させる働きがあります。

炭酸塩硬度(KH)…つまり重炭酸塩イオンの量が適度に高ければ、PHは安定し海水由来の生物を安定した環境で飼育できます。

ホウ酸塩も海水の構成要素の一つです。

アラゴナイトは簡単に言えばサンゴみたいなものです。

アラゴナイトはカルシウムの塊のようなもので、

海のミネラルやカルシウムは死んだサンゴが大元になっているので、全てのミネラル源みたいな物と解釈すればよいと思います。

アラゴナイトはPHが低いと溶出し、PHが上がると溶出量が減る特性があります。

 

アラガミルクを使う時の考え方

アラガミルクの使用方法には200リットルに対して5cc添加するように書いてあります。

飼育水200000ccに対して 5cc入れるということ。

 

淡水でエビに使用する場合、簡単に考えると『1リットル当たり1滴』入れれば十分です。

 

urushiの場合は、TDS値が100~200くらいで水を作ります。

元の水がRO水でTDS値が低い場合は、ミネリッチなど海洋由来のミネラル剤多くいれ、元水がTDS値80なら100に近付く程度入れます。

そこからアラガミルクをリッターに対し1滴ほど追加。

足し水に対してもミネラル剤と併用で、リッター0.5~1滴くらいを添加します。

だいたい1週間に1回の足し水を実施しています。さらに別の日に1~2週間に1度換水もしています。

足し水内にアラガミルクが入っているので、それ以外に水槽へ添加は基本的にはしません。

ボトルの使用方法には週1回添加とありますが、しません。足し水内のアラガミルク数滴で十分です。

アラガミルクも足し水や換水用の水1リットルに対して、1滴ほど追加すればOKです。TDSメーターを持っている場合は、ミネラル剤とアラガミルクで目的のTDS値にもってくればいいのですが、アラガミルクは数滴でよいです。多すぎるとナトリウムイオンの蓄積が促進されてしまいます。

アラガミルクは、入れすぎてもレッドビーシュリンプがショックを起こすことはありません。安心して添加できるカルシウム剤で使い易いです。

ただし水槽内のTDS値が300を超えるほどに上がってくれば、エビの様子を見ながら調整を行います。TDS値はビーに比べシャドーは高めに設定しています。

 

ビーシュリンプ水槽にアラガミルクを入れる様子

分かりやすいように、特別に小型水槽に入れて様子をご紹介します。

1滴水槽に入れると、こんな感じです。

濃度が濃く、比重がとても重いのが分かっていただけると思います。

1滴でこんな感じに白くなります。

もう少し時間を置けは水槽内全体が、うっすら白くなります。

これだけ濃凝縮されたモノなのです。

 

ちなみに、他の添加剤だと濃度が濃いとエビが驚いて暴れることがあると思いますが、アラゴナイトは少々入れすぎても、エビの上に白く積もっても(笑)、エビが暴れまわることはありません。

その点は安心して使える商品なので、urushiは初心者さんにもオススメだと考えています。

 

ビーシュリンプのためのカルシウム剤の使い方と注意点

飼育水を数値で確かめることで、多くの情報が得られる。

導電率を計測し正しい量を添加する

アラガミルクもそうですが、すべてのミネラル剤の添加で大事になる点は、下記の2点です。

①使用している水の状況…TDS値

②換水派or足し水派

もちろん、ろ過材やソイルの種類でも変わります。

 

①使用している水の状況では、TDS値がとても重要になります。

水道水を使用しているのか?井戸水なのか?フィルターを通しているのか?

RO水なのか?季節や地域はどこか?

 

上記の要因でTDS値は変わり、その数値により添加する量が変わります。

添加量が足りているのか?いないのか?は水のデータがないと分からないからです。

 

飼育水の状況

換水派と足し水派によっても添加する量は変わります。

神畑のHPにあるように、アラガミルクの添加を続けるとナトリウムイオンが蓄積しますので、定期的な換水が必要です。

どのミネラル剤もそうですが、添加を続けると成分が蓄積します。

蒸発する水は純水状態のモノですので水槽内には、その他の物質は溜まっていきます。

 

その指標となるのが、TDS値です。

水槽内のTDS値を測定し、不純物の濃度が高くなり過ぎないように調整します。

水槽内のTDS

↓TDS値(導電率)については、よければコチラの記事を参照してください。

レッドビーシュリンプの数値目標|TDSの値を正しく知ろう
レッドビーシュリンプ水質|TDS/pH/GH/硝酸塩/亜硝酸/アンモニアの数値目標

続きを見る

 

実際のアラガミルクの使用方法

1リットルのペットボトルに水を用意する

1リットルのペットボトルに足し水用の水を満タン入れます。

 

アラガミルクを1リットルに対し1滴加える

シリンジやスポイトを使って、1リットルのペットボトルに1滴、アラガミルクを加えます。

 

アラガミルクを1滴入れよく混ぜる

アラガミルクは比重が低く、加えると白く濁しながら沈むので、ペットボトルに蓋をしてよく混ぜます。

 

これで、アラガミルクを添加するための足し水は完成です。

水槽と足し水の水温差がある場合は、温度調整をしてから水槽に入れます。

 

レッドビーシュリンプ水槽に足し水をする

ちょろちょろと少しずつレッドビーシュリンプ水槽へ足し水します。

 

足し水の勢いで稚エビが飛ばされたりしないよう、ゆっくり入れてあげます。

 

レッドビーシュリンプ最強のカルシウム剤|アラガミルクの使用方法と注意点 まとめ

この記事では「レッドビーシュリンプ最強のカルシウム剤|アラガミルクの使用方法と注意点」について書きました。

アラガミルクはサンゴ由来の添加剤で、カルシウムを補うだけでなくミネラルも含んでいます。海の中に近づけると考えればいいかと。すべての生物は海から陸へあがってきました。今でも人間を含め、もちろんレッドビーシュリンプも海の成分が生きるために必要になります。これを補ってやることで、通常状態よりももう少しレッドビーシュリンプにとって住みよい環境を作ってやることができます。

アラガミルクを加えることで環境がいっそう良くなりますので、結果としてレッドビーシュリンプの繁殖を助けたり、健康に育成できたり、発色が良くなったりといったことに繋がります。

アラガミルクも足し水や換水用の水1リットルに対して、1滴ほど追加すればOKです。TDSメーターを持っている場合は、ミネラル剤とアラガミルクで目的のTDS値にもってくればいいのですが、アラガミルクは数滴でよいです。多すぎるとナトリウムイオンの蓄積が促進されてしまいます。

アラガミルクは、多少入れすぎてもレッドビーシュリンプがショックを起こすことはありません。もちろん、誤った使い方をすればNGですが。安心して添加できるカルシウム剤で使い易いです。

ミネラル剤でよく勘違いされる方がいるのですが…ミネラル剤は調子の悪い水槽に入れても効果はほとんどありません

urushi
ミネラル剤は、調子のよい水槽をさらに調子を良くするものと考えましょう!

ポイント

使い方が悪ければ、どんなに良いミネラル剤も毒になる。

塩でも同じことですよね。

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urushi

エビ歴11年目。(アクア歴:22年)。元兼業ブリーダー。本業ではラボで遺伝子組み換えの魚の研究者をしていました。 専門的なことも含めて、レッドビーシュリンプの飼育が楽しめる情報をお届けします!

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