レッドビーシュリンプの爆殖を生み出す栄養系ソイルのアマゾニアソイル。
爆殖とは…繁殖が止まらないほど続く状態で、稚エビの歩留まりも高くどんどんレッドビーシュリンプが殖える状態です。
繁殖にとても向いているソイルであるとともに、扱いが難しい部類のソイルでもあります。中級者でも扱いきれない人もいるアマゾニアソイルは、初心者にとっては1つ間違うとレッドビーシュリンプを死亡させかねないソイルだったりします。
そこで、元ブリーダーであるurushiが詳しくアマゾニアソイルの立ち上げから、レッドビーシュリンプ導入までの方法を伝授します!
この記事では「アマゾニアソイルでレッドビーシュリンプ水槽立ち上げ方法」について書いていきます。
アマゾニアソイルでビーシュリンプ水槽を立ち上げる
アマゾニアソイルは、栄養系ソイルのトップソイルと言っていいほどのパワーがあります。
レッドビーシュリンプに有益なフミン酸やフルボ酸など、多くの成分を原料の黒土に含んでいます。アマゾニアを使い立ち上げた水槽は、バクテリアや微生物の繁殖や活動が特に活発に見られます。
微生物が活発化することは、稚エビの歩留まりに直接影響します。
レッドビーシュリンプはヌマエビなので土(泥)との関係性が重要になり、泥の中(ソイルの中)の微生物を摂取したり共存した知りています。
言い換えれば、アマゾニアソイルの中には、レッドビーシュリンプの特に稚エビの餌が豊富にあり、必要な栄養がたっぷりあると考えると分かりやすいかもしれません。
アマゾニアソイルの立ち上げが難しい理由
しかし、強力な爆殖(繁殖)水槽を作ることができるアマゾニアソイルは、一方で栄養素が多すぎるためレッドビーシュリンプに適した状態に落ち着けることが難しかったりします。
アマゾニアソイルが難しいポイント
- 立ち上げから長期間にわたり、アンモニア/亜硝酸が溶出する
- レッドビーシュリンプを投入する時期の見極めが難しい
- ロットにより立ち上げに要する期間が変わる
アマゾニアソイルはアンモニア/亜硝酸が溶出する
アマゾニアソイルは水草が良く育つ、水草レイアウトのソイルです。山で採取された天然の黒土を利用しているので、水草に必要な元素を多く含んでいます。
フミン酸やフルボ酸を多く含むのは、枯れた落ち葉などの有機物が土壌菌などの微生物の働きで分解された黒土だからです。アマゾニアソイルは自然の恩恵をとても多く受けたソイルです。
土の中に含まれている落ち葉などの有機物は、土壌菌により分解されアンモニア、亜硝酸窒素、硝酸窒素と変化します。水槽の中のバクテリアの働きと同じですね。
アマゾニアの元になる黒土は有機物を多く含まれているので、アンモニア、亜硝酸窒素、硝酸窒素も必然的に多く含まれており、水槽内にセットすると水溶中に溶け出します。
レッドビーシュリンプにとっては、アンモニアはもちろん、亜硝酸、硝酸塩も有害であるため、アマゾニアでの立ち上げの難しさを感じるポイントでもあります。
アマゾニアからはレッドビーシュリンプに有害なアンモニア/亜硝酸/硝酸塩が溶出する
毒性の強さ: アンモニア >亜硝酸 >硝酸塩
アマゾニアソイルからの溶出物については、専用記事に詳しく書いているので参考にしてみてください。
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アマゾニアソイルをビーシュリンプに使う時のポイント!栄養系ソイルには注意!
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レッドビーシュリンプ導入時期の見極めが必要
レッドビーシュリンプ用に開発されたソイルは、立ち上がりが早いものが多いですよね。1~2週間程度で立ち上げられたり、中には、立ち上げ翌日にでレッドビーシュリンプを投入できると、うたっているものもありますね。
他のソイルの感覚で、アマゾニア水槽にレッドビーシュリンプを投入するとどうなるか?最初は元気にしていても、次第にツマツマの動きが無くなり、1匹また1匹とポツポツと死亡して、やがてすべてのエビが居なくなってしまいます。
アマゾニアソイルを使った水槽へレッドビーシュリンプを投入する際には、水槽が立ち上がったか?を見極める眼が必要になります。この見極めには、水の状態、水草の状態、微生物の状態、藻の状態など総合的な尺度での判断が必要になります。つまり経験値がものを言うので中級者さんや初心者さんが失敗してしまう原因になることもあります。
初心者さんは特に保有する水槽の数が少なく、立ち上げを急ぐ傾向にあります。
水槽を立ち上げると嬉しくて、早くレッドビーシュリンプを投入したくなりますが、アマゾニアソイルに関しては他のソイルと違いじっくり立ち上げる必要があります。
立ち上がったかの判断が難しい。アマゾニア水槽はじっくりと立ち上げる必要がある。
ロットによるバラつきが顕著
アマゾニアソイルの難しいポイントとして、ロット毎にクセが違うという点があります。つまり、購入時期によってアマゾニアソイルの立ち上がりに違いがあります。
他のソイルでも同じように立ち上げても、繁殖に成功する水槽と、調子がイマイチ上がらない水槽があったりましす。しかし、アマゾニアは、他のソイルと比べようがないほどロット毎の差が大きいソイルです。
水槽の立ち上がりは、微生物やバクテリアの繁殖など目に見えないものの要因で変化します。(もちろん水温やエアレーションなど外的要因でも変化します。)
微生物やバクテリアの繁殖や活性状況が、アマゾニアはソイル毎でまるで違います。さらに、ソイルに含むアンモニア/亜硝酸/硝酸の量もかなり違います。つまり、ソイルの元となる黒土の採取場所によって、アマゾニアの性格がかなり違ってきます。
『今回のロットはハズレ』『今回は当たり』という評価を、耳にしたこともあるかもしれません。それはロットによっての立ち上がりや、その後の伸びの差がアマゾニアソイルは大きいからです。
成功パターンが掴みにくいソイルとも言えます。
アマゾニアソイルはロット毎で、ソイルの性格が違う。
なぜ立ち上げにアマゾニアソイルを使うのか?
色々と難しいポイントの多いアマゾニアソイルを、なぜ使うのでしょうか?
それは、どんなソイルよりもレッドビーシュリンプが調子がよく、大繁殖する水槽を作れるからです。親エビの調子も良く、稚エビの歩留まりも高く、成長も速い最高の水槽を作れるからアマゾニアソイルを使います。
もちろん、ソイルには水槽管理者との相性があります。どうしてもアマゾニアソイルで上手くいかない方もいらっしゃいますし、飼育に使う水がじつはアマゾニアソイルに適していない場合もあります。
今は色々なソイルがあるので、合うソイルを見つければ良いと思います。
10年ほど前は、日本全国のブリーダーさんがアマゾニアソイルを愛用していました。よく品切れが続いたりしてました。そのことをかんがみると、アマゾニアソイルは比較的どの地域でも爆殖水槽を作れるソイルだとも思います。
アマゾニアは最強の爆殖ソイルだから使う
アマゾニア水槽立ち上げのため必要な物
では、ここからは実践編です。
アマゾニア水槽を立ち上げるために準備する物をご紹介します!
水槽
水槽は30センチキューブ水槽以上の水量がある物がおすすめです。水量が少ない水槽では、水質や水温が安定せず、環境にシビアなレッドビーシュリンプの飼育には向ていません。
urushiは45センチの水槽を好んで使っています。ガラス製でもアクリル製でもどちらでも問題ありません。
水槽については専用記事で詳しく説明しています。
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ビーシュリンプの水槽|水槽の選び方やレイアウト方法
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ろ過装置
ろ過装置はメインとサブの2機を用意します。レッドビーシュリンプの飼育にはエアレーションとバクテリアの維持が重要で、2機使用がおすすめです。
レッドビーシュリンプ水槽:メインろ過装置
メインのろ過は、底面ろ過もしくは外部ろ過になります。
底面ろ過
底面式ろ過のおすすめは、ニッソー バイオフィルターです。構造はとてもシンプルですが高いろ過能力を誇ります。
底面式ろ過は、比較的ソイルを厚く敷くスタイルにピッタリです。
アマゾニアは意外かもしれませんが、ろ過バクテリアの活着率は高くありません。
ソイルをアマゾニアだけにする場合や、水槽が小さい場合は、底面フィルターの下にバイオカルチャーのバフィーボードを敷いて、バクテリアの活着場所にするのがおすすめです。
外部ろ過
外部式ろ過は、やっぱりエーハイムのクラッシックが一番です。ろ過能力が高いだけでなく、耐久性が高く、交換パーツも販売されていますので、長期間にわたり利用することができます。
外部ろ過は、ソイルを薄く敷くタイプの飼育に合っています。
レッドビーシュリンプ水槽:サブろ過
メインのろ過に組み合わせる、おすすめサブフィルターをご紹介します。サブフィルターのおすすめはスポンジフィルターか、外掛け式フィルターになります。
スポンジフィルター
ずっとテトラブリラントフィルターを愛用していましたが、強力なろ過能力で最近は大型の投げ込み式のスポンジフィルターを使っています。
投げ込み式のスポンジフィルターを使用するなら、DIYで改造を加えると音も静かにできエアレーション効果も高められるのでおすすめです!
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スポンジフィルター改造|エアストーン設置で静音&エアレーション強化!
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水槽の内のスペースが狭い時は、今でもテトラブリラントフィルターを使っています。スポンジが2個ついているので、交互に洗えてバクテリアへのダメージが少なくてgoodです!
外掛けフィルター
外掛けフィルターもおすすめです。イマイチ調子が上がらない水槽に外掛けフィルターを取り付けると、レッドビーシュリンプの活性が上がることもあります!
照明
照明は好みで取り付けてOKですが、1つだけポイントがあります。それは水草がよく育つ光のものを選ぶことです。
水草が育つということは、植物性プランクトンが増えるということでもあり、バクテリアと関係が深いレッドビーシュリンプの飼育には水草が育つ(=植物性プランクトンが増える)光の照明が向いています。
さらに、水草が育つ照明は太陽光に近い光のため、レッドビーシュリンプが持つ本来の美しい色彩が楽しめます。
LEDでは特に水草が良く育つ赤い光が入っていると記載があるものを選びましょう。
稚エビの生存確率にもじつはライトが関わっている場合があります。レッドビーシュリンプの飼育では軽く見られがちな照明が、心配する原因の時も!?照明について詳しく学びたい場合は専用記事をご覧ください。
レッドビーシュリンプ飼育のライトの必要性|強めの照明器具を使おう!
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エアレーション
エアレーションは、レッドビーシュリンプ水槽にとって欠かせないものです。
底面フィルターやスポンジフィルターでもエアレーションは可能ですが、血液の構造上ヒトよりも酸素の運搬が下手なレッドビーシュリンプのためにはエアレーションをしてあげると安心です。
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酸欠とシュリンプの血液の関係 オススメのエアポンプ
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ウッドストーン
シュリンプ水槽には、エアストーンよりももっと細かく繊細な泡が出るウッドストーンがおすすめです。エアレーション効果が高いのはもちろん、エアが細かくゆらゆらと水面に上がっていく様子が癒されます。稚エビにも優しいですし、urushiは好んで使っています。
テトラ社のウッドストーンは、中でも泡がきめ細かく高品質です。
エアストーン
エアストーンなら、いぶきのストーンが良いです。
何個か持っておくと、水合わせの際にバケツの中のエアレーションなどにも使えて便利です。
エアストーンにはいろんな物があって、これもおススメですよ。
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細かい泡で超おすすめのエアストーン!
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ヒーター&クーラー(冷却ファン)
季節に合わせて、ヒーターとクーラー(冷却ファンファン)を用意します。また、人にとっては過ごしやすい季節でも、1日の水温変化が大きいこともあります。レッドビーシュリンプは水温の日内変動にも弱いので、早めにヒーターやクーラーを用意しましょう。
ヒーター、クーラーともに自動設定のサーモが付いたものでなく、細かく手動で設定温度を変えられるものにします。季節の変化を付けレッドビーシュリンプの爆殖を呼び込んだり、立ち上げを早めたりといろいろな使い方ができるからです。
クーラーはゼンスイが一番おすすめです。研究所でも使っており、一番故障がなく信頼できる数値を維持してくれます。
冷却ファンは、冷え過ぎを防ぐため逆サーモを用意して使いましょう。
水温計
水温計も必須アイテムです。
最高水温と最低水温が自動で記録されるタイプを使います。これで、日中など不在時や就寝時に水温が上がりすぎたり、冷えすぎたりしていないかをチェックします。
浄水器
レッドビーシュリンプにはカルキ抜き等は使用しません。マーフィードの浄水器を通した水を使用します。
レッドビーシュリンプはエラからミネラルを吸収するので、飼育水には不要な化学物質は使わないようにしています。
urushiも引っ越しして経験したことがあるのですが、環境によっては水が原因でどうしてもレッドビーシュリンプの飼育が上手くいかない場合もあります。
そんな時には浄水器を使うことで問題が解決することがあります。
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レッドビーシュリンプにおすすめの浄水器
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水質検査キット
誤差がとても少なく、使い方が簡単なキットです。urushiが所属していた研究所でも、電子機器の整合性を取るためにパックテスト(大箱)を利用していました。
アンモニア/亜硝酸/硝酸塩を測定できます。
アマゾニアソイル
ソイルはアマゾニアソイルを用意します。
アマゾニアソイルは通販では入手できません。ADA加盟店で購入します。
好みに応じて、アマゾニアの下に吸着系のソイルを敷きます。urushiの定番は、マスターソイルHGを敷き、上にアマゾニアパウダーを敷きます。アマゾニアソイルのろ過バクテリアの活着が悪い分、マスターソイルで補っています。
追記
マスターソイルがモデルチェンジとなったため、現在はマーフィードのコントロソイル、もしくは後で説明するステラパーフェクトソイルをマスターソイルの代わりにアマゾニアと組み合わせて使っています。
最近では、アマゾニアソイルが上手くいかない時や、調子がイマイチ上がらない時の足しソイルとして使っている、urushiお気に入りのソイルがあります。
ステラパーフェクトソイルです。アマゾニアソイルと併せて使っても良いですし、単体でもレッドビーシュリンプの飼育に良い結果に結びついています。
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水草
水草もレッドビーシュリンプの活性を上げるには必須です。
urushiのおすすめは専用記事を随時追加しているので参考にしてくださいね。→おすすめ水草
アマゾニアソイルでの立ち上げ手順
準備物が揃ったなら、アマゾニアソイルを使って体上げ方法の全体の流れを理解しましょう!
アマゾニアを使って水槽を立ち上げた後、エビを投入するまでの手順です。
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1アマゾニアを使って水槽立ち上げ
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2飼育水槽を1ヶ月間回す
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3水質測定でアンモニア/亜硝酸/硝酸塩を測定
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4アンモニア/亜硝酸が0になれば換水
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51/4を換水(1週間に1回、3週間かけて計3回行う)
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61週間水を回す。
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7エビを投入する:早くて立ち上げ後2ヶ月後になる
アンモニア/亜硝酸が0にならなければ、水を回す期間を延長します。
だいたい立ち上げ2ヶ月後~3ヶ月後にレッドビーシュリンプが投入できる状態になると思ってください。
アマゾニアパウダーとアマゾニアノーマルは別物と考えた方が良いです。urushiが使うアマゾニアパウダーは、アマゾニアソイル(ノーマル)よりも立ち上がりが速い(2ヶ月くらい)です。アマゾニアノーマルは立ち上がりに時間がかかります(3ヶ月くらい)。
*ロットによって性格が違います。安全第一に立ち上げる方法だと思ってくださいね。
ポイント
- アマゾニア水槽が立ち上がるまでには、2~3ヶ月必要
- レッドビーシュリンプ投入は2~3ヶ月後
- アマゾニアパウダーよりアマゾニアノーマルは立ち上がりが遅い
- ロット毎に立ち上がりが違う
- 水質検査をすることで失敗が防げる
アマゾニアソイルを使ってレッドビーシュリンプ水槽を立ち上げよう!
それでは、水槽立ち上げを確認しましょう!底面フィルターとスポンジフィルター使用の水槽立ち上げ例です。
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1アマゾニアを使って水槽立ち上げ
①水槽の一番下にADA バクタ―100を薄く全面に振りかけます。バクター100はバクテリア剤です。
②その上に底面フィルターをセットします。
③コントロソイルパウダーもしくはステラパーフェクトソイルを2センチほど敷き詰めます。
④コントロソイルパウダーもしくはステラパーフェクトソイルの上に、もう一度バクター100を振りかけます。
⑤さらにコントロソイルパウダーもしくはステラパーフェクトソイルを1センチ追加で敷いて、その上に必要であればミロネクトンなどミネラル系添加材を添付します。
⑥最後にアマゾニアパウダーを1センチ敷き詰めます。
⑦スポンジフィルターとヒーター(夏場はクーラー等)セット。エアレーションも設置します。
他に立ち上がっている水槽があれば、そのスポンジフィルターの水を容器に絞り、その水を含ませると良いです。
スポンジフィルター内にはバクテリアが多く住んでいるので、茶色い水を新しいスポンジフィルターに含ませることで移植できます。
⑧他の水槽からの飼育水を1/3程度注入し、足りない部分をフィルターを通してカルキ抜きした水を足します。
エビの水槽にはカルキ抜きは添加剤を使用しません。
マーフィードの浄水器を使用し、不純物を取り除いた水を使用します。
⑨1日~2日で水の濁りが落ち着いた時点で水草を設置します。濁りがあまりない時は当日水草を植えてもOKです。
⑩水草を設置したら、ラムズホーンを2~5匹投入します。
餌を少し上げ、水槽内で糞をしてもらいます。
ラムズホーンの活動でバクテリアを活性させます。さらに、ラムズホーンの状態でも水の仕上がりが分かります。
このまま、1ヶ月間待ちます。
⑪1ヶ月後にアンモニア/亜硝酸/硝酸塩を測定します。アンモニア/亜硝酸が0で検出されず、硝酸塩だけが検出されれば次の工程に進みます。もしもアンモニア/亜硝酸がまだ検出されれば、あと1ヶ月間待って、もう一度水質検査します。
⑫1週間に1回、4分の1ずつ換水をします。3回(=3週間かかります)終われば、あと10日ほど待ってレッドビーシュリンプを投入します。
⑬レッドビーシュリンプを水合わせし、時間をかけてゆっくり投入します。
水合わせは、専用記事を参考に行ってくださいね。
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漆えび流:レッドビーシュリンプの水合わせ法
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濁りが酷ければブラックホールを使う
立ち上げ後、2日程度で水は次第に透明になってきますが、アマゾニアはロット毎に差が激しく、1週間近くたっても濁りや黄ばみが収まらない時があります。
この場合は待っていても解決しません。その場合は、立ち上げの期間だけブラックホールを投入します。ブラックホールは強力な吸着能力があり、濁りや黄ばみを取り除いてくれます。
レッドビーシュリンプを投入する前には、ブラックホールは取り出します。ブラックホールはレッドビーシュリンプに必要なフミン酸等の成分も吸着してしまうので、水が透明になれば立ち上げ期間中でも取り出しましょう。
アマゾニアソイルでレッドビーシュリンプ水槽立ち上げ方法 まとめ
この記事では「アマゾニアソイルでレッドビーシュリンプ水槽立ち上げ方法」について書きました。
アマゾニアソイルは土壌物質を豊富に含み、レッドビーシュリンプを含む微生物を活性化させる良いソイルです。
一方で、亜硝酸などレッドビーシュリンプに有害な物質を、立ち上げ初期には大量に放出する特性があります。立ち上げを焦ってレッドビーシュリンプを水槽に入れると全滅することも珍しくはありません。
ロット毎で性質が変わったり、初心者には使いにくいソイルですが、必要なアイテムを用意して手順を守って立ち上げれば、レッドビーシュリンプの稚エビがどんどん増える水槽になる要素が高いです。
目に見えない条件で、どうしても上手くいかないこともあるのですが、そんな時は違うソイルを使うのもいいと思います。
urushiでもアマゾニアソイルがイマイチな乗っていかない時もあり、そんな時は相性の良いステラパーフェクトソイルを使って足しソイルしたり、新たに水槽を立ち上げることもあるので考え込まなくて大丈夫です。
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