使ってよかったバクテリア添加剤:レッドビーシュリンプが殖える水槽を作ろう!

使ってよかったバクテリア添加剤:レッドビーシュリンプが殖える水槽を作ろう!

どうも、元ブリーダーのurushi(urushiebi64)です。

この記事ではurushiが長年愛用しているバクテリア剤についてご紹介します。

一番使ってよかったと思うバクテリア添加剤について

urushiが1番いいと思うのはADAのバクタ―100です。

これですね!

ADA バクター100

色々な添加剤がありますが、これはパウダー状のバクテリア剤。詳しく言うとバクテリア活性剤という方が、正しいかもしれません。

アクア歴10年を超えるurushiは、本当にたくさんの色々なアクア用品を使ってきました。もちろんバクテリア剤もです。そんなurushiが2008年から使い続けているアイテムがバクター100です。

バクター100をソイルに仕込むと、ケンミジンコなど微生物がたくさん発生し、肉眼でも水槽の土壌環境がとてもいいことが分かります

1度購入すると、何十~何百本と水槽を立ち上げられるほど使えるので、コスパは最高です。

バクター100は、ADA特約店で購入できます。通販に対応していないのがちょっと不便なところです。

ADA販売特約店→公式ページ

 

水槽立ち上げ時のバクター100の仕込み方

バクタ―100は、水槽立ち上げ時&リセット時に底面ソイル内に仕込みます。

バクター100の仕込む順序

  1. アマゾニアソイル(パウダー)
  2. バクター100
  3. クレアパーフェクトソイル(もしくはコントロソイル)
  4. バクター100
  5. 底面フィルター
  6. バクター100

*水槽を横から見た様子。数字が大きくなるほど下層。

step
1
水槽にバクター100を振りまく

水槽にバクター100を入れるまず何も敷いていない水槽にバクタ―100を撒きます。

step
2
底面フィルターをセットする

底面フィルターをセット

バクタ―100を撒いた上に、底面フィルターをセットします。

水槽に予備などがなく立ち上げを急ぐ場合は、バフィーボードを使用しバクテリアの活着を助け早く底面が立ち上がるようにします。

バイコム
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バフィーボードについては専用記事に詳しく書いています。

【バイコム バフィーボード】小型水槽に特におすすめ!バクテリアを強力活着

続きを見る

step
3
ソイルの上にバクター100をまく

ソイルの上にバクター100をまく

クレアパーフェクトソイルを敷いて、その上にさらにバクタ―100を撒きます。

クレアパーフェクトソイルの代わりに、コントロソイルを使用したりもします。

step
4
アマゾニアソイルを敷く

アマゾニアソイルを敷く

一番上にアマゾニアソイル(パウダー)を敷きます。

このようにバクタ―100をソイルの中にサンドイッチ状に仕込みます。

 

バクター100を使う理由|レッドビーシュリンプが殖える水槽を作る

レッドビーシュリンプの稚エビ

バクタ―100を使う意味あるの?と思うかもしれないですね。

バクテリアというのは目に見えないので、効果を疑ってしまうかもしれません。

 

じつはurushi流水槽の1番の濾過バクテリアの棲み処は、床砂。そうソイルなんです。

リセットなどでソイルを入れ替えるということは、硝化菌などのろ過バクテリアの働きをめちゃくちゃ下げる行為になります。

一刻も早くソイルを最高の状態に持って行くために、バクタ―100を用いソイル中の微生物の活性を行っています。

 

なぜ一刻も早く最高の状態にしたいかというと、栄養系ソイルも吸着性ソイルも寿命があるからです。

それが例えば10ヶ月としましょう。10ヶ月の内で立ち上げ期間を除いた8ヶ月が最高の状態であれば、その8ヶ月間はレッドビーシュリンプは爆殖し続けます!

しかし、立ち上がりが遅れソイル活性が悪い場合、爆殖期間は短くなってしまします。最悪の場合、立ち上がりの不調を引きずり続け、繁殖はするものの『爆殖』には及ばない水槽になったりもします。

多くの水槽でレッドビーシュリンプを飼い続けてきた結果、それぞれの水槽の違いに疑問を持ちました。同じように立ち上げているのに違ってくるんですよね。テストを繰り返してきた結果、urushiの見解は上記のように落ち着きました。

簡単に言うと、バクター100を使用して、水槽立ち上げの成功率を上げています。

バクタ―100を使用した水槽は、稚エビの歩留まりも最高です。

 

知っておきたい!バクテリアにダメージを与えないリセット

種水を染み込ませる

新規立ち上げのときやリセット時には、元の水槽(状態の良い水槽)の水を1/3程度バケツに取っておきます。この水を新水槽の種水にします。

種水を水槽に一番最初に入れ、新しいソイルやスポンジフィルターにしっかり染み込ませます

 

リセットの場合、スポンジフィルターはこの時点で洗いません。スポンジフィルターは、バクテリアの温存のため立ち上げとは別の時に洗浄します。立ち上げ後2~3ヶ月経過した時に、目詰まりしてそうであれば洗浄します。

リセットは、底面フィルターでバクテリアの住処としても活躍していたソイルを新規にしてしまうので、バクテリアへのダメージは甚大です。水草や流木も洗わずに使用します。

バクテリアは殖えるのに時間が必要です。減ってしまったバクテリアが元の状態にまで増えるのには、意外に時間がかかることを覚えておくといいと思います。詳しくは専用記事に書いています。

濾過バクテリア:『硝化菌の概要と平均倍増時間』

続きを見る

 

そして栄養系ソイルを使うと窒素化合物がソイルから溶出し、亜硝酸等が上がるといった結果も分かっています。

アマゾニアソイルをビーシュリンプに使う時のポイント!栄養系ソイルには注意!

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栄養系ソイルを使う場合は特に、リセットや新規水槽立ち上げをいかにろ過バクテリアを減らさずに実施するかがキモになります!

 

せっかく増えてきたレッドビーシュリンプが、リセットのタイミングに死んでしまったら可哀想です。

水槽がいくつもあれば、2ヶ月ほど前に新しく水槽を立ち上げておいて、レッドビーシュリンプを移すことがベストです。

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urushi

エビ歴15年。(アクア歴:26年)。元プチブリーダー。本業ではラボで遺伝子組み換えた魚の研究者(お堅い仕事)をしていました。 今はまったり趣味でエビを楽しんでいます。 専門的なことも交えながら、レッドビーシュリンプの飼育について書いてます。ゆるーくお付き合いくださいませ。

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