死亡するのを防ぐ リセットのタイミング

ソイルの限界を知る

有名ブリーダーさんの元を訪ねると、ショップの周りの畑なんかにソイルを撒いているのを目にする。

ソイルは長期間使うものでは無くて、一定期間で交換が必要になる消耗品です。

urushiも実家の庭へ持って帰り、使用後の花の土として利用してもらっています。

レッドビーシュリンプ用に育てるほうれん草の土としても優秀です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

多くの方がソイル以外の、永年使える床砂で飼育チャレンジされていますが、

ソイルのような爆殖に至ることはあまりないです。

もし大磯砂なんかで飼育できれば、ブリーダーはすでにメインでそれを使うでしょうし、

メーカーやショップがソイルをオリジナルブランドで出すのは、エビ(ヌマエビ類)にはソイルがやはり有効だからです。

 

 

東南アジアなどでも、エビの養殖にマングローブを伐採し池にするのですが、その池も一定期間で場所を変えます。

(そのたびにマングローブを伐採し池を作るので、環境破壊につながるのですが…)

上質な泥がエビの養殖には非常に重要で、枯渇するもしくは汚染すると場所を変える必要があるのです。

 

水槽内のリセットも同じ意味合いですね。

 

ソイルの崩壊

ソイルの崩壊という言葉を聞いたことはありますか?

吸着系ソイルでよく言われるのですが、吸着の限界を超えたため吸着したものを排出するという。

厳密に言うと排出は起こらないです。

ソイルが吸着しているのは多孔質を利用している部分が多く、化学反応でないためです。

しかし、ソイルが目詰まりを起こすと一気に環境が悪化するため、まるで悪いものを排出したように感じるのです。


↑この写真では、一番下のソイルにスラッジが溜まり始めています。
こうなると目詰まりはもう起こっています。

 

目詰まりをした場合、レッドビーシュリンプはポツポツと死亡します。

稚エビから親エビまで大きさは関係なく死にます。

こうなると生きているエビもダメージを受けているので、新しい水槽に移してもそのダメージを引きずり、

2週間ほどポツポツ死ぬのが止まらない場合もあります。

特にNO3の低毒性でダメージを受けたエビは、このような死に方をします。

 

大切なのは、ソイルの寿命が終わる前にリセットすることです!

 

リセットのタイミングの見分け方

底面フィルターはレッドビーシュリンプの繁殖にとても有効です。

しかしスラッジが溜まると、そのスラッジを舞い上げてしまうことになります。

そうなると底面フィルターは濾過の役割をはたしていません。

ろ過とはアンモニアなどの窒素化合物だけでなく、懸濁を取るのも重要な作用です。

 

レッドビーシュリンプの行動観察からのヒント

では、いつリセットすればいいのか?

エビのツマツマと呼ばれる足の動きの速度で見極めます。

エビは本来、餌を食べ続けなくてはいけない構造のため、いつもツマツマと餌を口に運ぶ動きをしています。

その動きが緩慢になっている時は、調子を崩しているサインです。

元気な状態のエビはツマツマのスピードもとても速いのです。

そしてエビのツマツマが止まると、死に向かっていると考えてください。

エビは常に栄養を体内に取り込む必要があります。

これは体内に貯蔵する機能が発達していないことと、消化吸収の効率が悪いことが要因です。

しかし水質が悪くなると、ツマツマの速度が遅くなり餌を取れなくなります。

 

ツマツマの速度が遅くなったら、速やかにリセットすることをお勧めします。

延期するのは厳禁です。

エビのライフサイクルは短く、人間にとっての1日はエビには何年にも値します。

1日でもそれだけダメージを追ってしまうため、速やかにリセットもしくは新規水槽にエビを非難しましょう。

稚エビが残らないのもリセットのタイミング

親エビクラスのツマツマの速度の指標以外に、今まで順調に増えていた稚エビがだんだんと歩留まりが悪くなってきたらリセットのタイミングです。

順調に増えていたという点がポイントで、最初から増えていない場合は違う原因が考えられます。

稚エビの歩留まり率が悪くなってきた場合は、早めにリセットしましょう!

もう一つのリセットのシグナル:ケンミジンコ

リセットのタイミングを見分けるもう一つのポイントがあります!

それは生体としての指標…ケンミジンコです!

詳しくは専門記事をご参照ください↓

レッドビーシュリンプ水槽の指標『ケンミジンコ』

続きを見る

 

リセットにお勧めのソイル!

スラッジがたまり、レッドビーシュリンプのツマツマが遅くなっている場合は、アマゾニアソイルを使って水槽を立ち上げている余裕はありません。

そこで、アマゾニアソイルと違い数日で立ち上がるのに、アマゾニアソイルと同じように繁殖に向いているソイルをご紹介します。

urushiも気に入って、常にストックを持っているのがステラ パーフェクトソイルです。

くわしくは専用記事を見てくださいね!

素早い立ち上げ
レッドビーシュリンプの稚エビ
アマゾニアに負けない!レッドビーシュリンプの繁殖に使えるステラパーフェクトソイル

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urushi

エビ歴15年。(アクア歴:26年)。元プチブリーダー。本業ではラボで遺伝子組み換えた魚の研究者(お堅い仕事)をしていました。 今はまったり趣味でエビを楽しんでいます。 専門的なことも交えながら、レッドビーシュリンプの飼育について書いてます。ゆるーくお付き合いくださいませ。

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