【レッドビーシュリンプにおすすめ水草】アヌビアスナナ・プチ

レッドビーシュリンプにおすすめ水草

ども、元ブリーダーのurushiです。

水草についての質問をお寄せいただくことも多いので、レッドビーシュリンプの水槽におすすめのurushiのお気に入り水草をご紹介していきたいと思います。

レッドビーシュリンプ水槽におすすめの水草 ‐第1弾- アヌビアスナナ・プチ

今回は、アヌビアスナナ・プチです。

レッドビーシュリンプ水槽の水草を選ぶポイント

まずurushiにはレッドビーシュリンプ水槽に用いる水草のルールがあります。

[su_box title="水草選びのポイント" style="noise" box_color="#ba0007"]■エビにとって無毒
■CO2の添加が不要
■肥料が必要ない
■成長が緩やか
■大量の光を必要としない
■流木や溶岩石に活着する[/su_box]

①レッドビーシュリンプに無害であること

アヌビアスナナプチ|レッドビーシュリンプに無害

まず大前提として、レッドビーシュリンプの育成に影響がない水草であることが大切です。

有名な水草ではハイグロフィラが弱毒性があることで知られています。

ほんの弱い毒性です。

レッドビーシュリンプを飼い始めた当時(熱帯魚からレッドビーシュリンプ飼育をメインに移した時期)は、ハイグロフィラも使用していましたが、urushiはレッドビーシュリンプ水槽では植えなくなりました。

②CO2の添加が必須でないこと

CO2を添加しなくとも成長する水草であること。

水草がメインで、そこに少数のレッドビーシュリンプを飼育するのであればCO2の添加をしても良いですが、レッドビーシュリンプをメインでドンドン増やしたい場合はCO2の添加はオススメしません

CO2は水草にとっては光合成を助けるものですが、生体にとっては酸欠を招くものになります。レッドビーシュリンプをはじめエビは酸欠にとても弱いため、エビをメインで飼育する水槽ではCO2が必要な水草は回避するのが好ましいと思います。

CO2を添加していても添加量を調整し日中だけタイマーで添加、夜間はエアレーションするという方法もありますが、安全第一で考えるとCO2なしが一番です。

③肥料が必要ない種類であること

基本的にレッドビーシュリンプにとって有益であるもの以外、水槽内に入れないと考えるのが良いと思います。

水草用の肥料は液肥や固形肥料など色々なタイプがありますが、urushiは使用しません。

ビギナーだった頃に肥料やパワーサンドを使用したこともありましたが、良い感じじゃないコケが多く発生したりとレッドビーシュリンプには良い影響がありませんでした。

成長の早い水草が生い茂る様な水草メインの水槽以外、肥料は不要だと考ます。そのような水槽の場合、メインは水草だと思うので肥料もCO2の添加も必要になります。

親エビはともかく、稚エビの歩留まりを上げたいのであれば不要なものは入れない方が失敗が少なくなります。

④成長が緩やかだと手入れの必要が少ない

urushiは成長の緩やかな水草を愛用しています。

レッドビーシュリンプが順調に増えていくと、常に水槽内は沢山の稚エビでいっぱいの状態になります。

生まれて間もない稚エビはとても繊細ですので、なるべくレイアウトの変更や水草の手入れなどは避けるのがベストです。

そう考えると成長が速い水草は頻繁なトリミングが必要になるため、成長のゆっくりとした水草の方がレッドビーシュリンプ水槽には向いていると言えます。

⑤大量の光を必要としない

レッドビーシュリンプをメインで飼育する場合、選別やリセットなどで水槽が複数本必要となってきます。その場合、メタハラのような多くの光量を必要とする水草を育てていると電気代がバカになりません。

また、多くの光量を必要とする水草は、CO2の添加や液肥なども必要とするものが多いのでurushiは選択しないです。

⑥流木や溶岩石に活着する

これはリセットを簡単に済ますためです。

レッドビーシュリンプ水槽にリセット時は必須です。その都度、水草を移動させることになるのですが流木や溶岩石に活着する種類だと、ポイっと移動させるだけでOKなのでとても簡単です。

リセットは水槽の環境にも寄りますが、数ヶ月で行うことになるので根を張るタイプの水草だと『成長してきたな~』と思う頃には植え替えとなり可哀そうです。さらに底面フィルターだと根が絡まったりしてリセットに時間もかかります。

昔は前景にランナーを出すような水草を植えていた時期もありましたが、上記のような理由でurushiは今では活着する水草を用いています。

今回オススメするのはアヌビアスナナ・プチ

urushiが気に入っている水草をご紹介します。第一弾はアヌビアスナナ・プチです。

アヌビアスナナよりも随分小さい改良品種です。

成長もとてもゆっくりで、小ぶりな葉っぱがレッドビーシュリンプによく合います。

アヌビアスナナだと大株になると、よほど水深がある水槽でない限り水面まで達してしまいますが、アヌビアスナナ・プチは大株でも上に伸びていくというよりも横へ大きく育つので水面を覆ってしまうこともありません。

小さい株は可愛いイメージですが、大株になると森のようになりとても見栄えがしてカッコいいです。

最初はアヌビアスナナ・プチを1株だけ某有名アクアグッズ通販店で購入したのですが、今では株分けして大株4つと小株5~6。すべての水槽に入っています。

水草を導入する前にはトリートメントが必要です

◆水草を購入した場合は、いきなりレッドビーシュリンプ水槽に入れるのではなく、他の水槽やプラケースに入れて1~2週間トリートメントしてくださいね。

農薬が付いている場合や、スネールが混入してしまうこともあります。導入の際はご注意してください。

ホームセンターやエビを扱っていない熱帯魚店などで購入した水草はリスクが高いので、下記の商品を利用し規定時間をより短めにくぐらせてから、水だけで生体の入っていないプラケースなどに入れ2週間ほどトリートメント(2週間ほど、プラケースの水を毎日すべて替える)してから、エビ水槽へ導入するのが安心です。

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urushi

エビ歴15年。(アクア歴:26年)。元プチブリーダー。本業ではラボで遺伝子組み換えた魚の研究者(お堅い仕事)をしていました。 今はまったり趣味でエビを楽しんでいます。 専門的なことも交えながら、レッドビーシュリンプの飼育について書いてます。ゆるーくお付き合いくださいませ。

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