死亡原因

ズバリ!レッドビーシュリンプなどのエビが死ぬ原因を教えます!!

投稿日:2017-02-26 更新日:

ども、元ブリーダーのurushiです(^_-)-☆

今回はエビの死亡原因について連投モノで書こうかと。

皆さんのエビ知識のお役に立つようにと考えています。

 

 レッドビーシュリンプなどエビが死亡する原因

レッドビーシュリンプが死亡する原因はいくつかあります。

今回は酸素が関係する死因にフォーカスします。

いわゆる酸欠です。

エビは魚などと違い、苦しそうなそぶりがなく酸欠でいきなり死んでしまいます。

そうならない為の必須知識を今回は書きたいと思います。

 

 

酸欠になる原因は大きく3つある

 

順調に水槽で飼っていたハズのエビが酸欠になるのには、おおきく3つの原因が考えられます。

①溶存酸素量

②エビの酸素運搬機能

③バクテリア活性

ここでは、目に見える変化ですので『過密飼育』は除外します。

①溶存酸素量

溶存酸素量はじつは水温に大きく左右されます。

 

溶存酸素量を求める公式があって、

水温が25℃の時

0.0272×0.209×32×1000/22.2=8.11 mg/l

 

つまり、

水温が25℃の時は1リットルに対して8.11ミリグラム酸素が溶けているのに対し、

水温が30℃になると7.53ミリグラムに下がります。

 

詳しくはコチラの記事へ

 

この溶存酸素の変化はエビにとっては、とても大きな変化になります。

これは次の②エビの酸素運搬機能に話が続きます。

 

②エビの酸素運搬機能

甲殻類の酸素運搬に使われる呼吸色素はヘモシアニンという物質で、

ヒトなどのヘモグロビンと比べると、酸素運搬能力は1/2ほどしかありません。

魚類も血が赤いですよね、これはヘモグロビンによる色なんです。

甲殻類は青。

 

魚は甲殻類に比べ、酸素運搬能力が2倍あると考えれば分かりやすいですね。

となると、水槽内が魚は平気な環境でもレッドビーシュリンプなどのエビには過酷な、

酸欠状態の環境である可能性も十分あります

 

詳しくはコチラの記事へ:

 

 

③バクテリア活性

目に見えないバクテリアが酸欠を招くこともあります。

水槽内のバクテリアも酸素を利用し生きています。嫌気性菌は、ほぼ人工の水槽下では生きられません。

硝化作用によって、アンモニアを無毒化しているのはバクテリアの活躍によるものです。

眼に見えないところで頑張っているバクテリアも、分裂をして増えます。

水温が上がればバクテリアの活動が活発になります。そうなることで消費する酸素の量も自ずと増えることになります。

 

まとめ

魚より酸素を身体に取り入れることが苦手なエビは、ヒトが知らず知らずのうちに酸欠に陥っている場合もあります。

 

水草のレイアウト水槽などで、二酸化炭素を添加している場合も注意が必要です。

夜間は水草の光合成は止まり酸素を作り出すことはありません。夜間もCO2を添加している場合は、エアレーションなどを行い空気中にCO2を逃がした方が水槽内は安全に保てます。

 

魚などは酸欠で苦しくなると、鼻上げなど行動などが現れることが多いのですが、レッドビーシュリンプなどの小さなエビは、突然コロッと死亡します。

さらに、すべてのエビが1度に死亡する場合もありますが、1匹だけが死亡する場合。ポツポツと死亡する場合もあります。

 

これはエビ自身の抵抗力もありますが、大きくは脱皮の時期にも関係します

エビの脱皮は実は生死をかけたイベントです。

凄まじい体力の消耗とリスクを伴って行われ、1度の脱皮で栄養不足などがなければ1.2~1.3倍ほど大きくなります。

それだけ体の構造が変わる脱皮が、いかにエネルギーが必要な出来事かお分かりになると思います。

(人で言うと、身長が160センチの人が208センチになるってことで・・・。)

 

酸欠と脱皮前後が重なれば、その個体の死亡率は他の平常時の個体よりもグッと高くなります

 

エビからは酸欠のシグナルは出ないと考えてください。

溶存酸素量計があれば調べることは出来ますが、養殖現場でない限り一般的でないでしょう。

最終的に死亡することが目安となるわけですが、死亡原因を一つづつ潰すことでエビを快適な環境で飼うことが出来ます。

 

 

今回は酸欠が死亡原因の一つであるお話を書きました。

次回は、また違った死亡原因にフォーカスしてお届けしますね。

 

 

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