レッドビーシュリンプは甲殻類

ビーシュリンプは甲殻類

甲殻類を知ることでエビの飼育で目指すものが見えてくる

 

レッドビーもシャドーも皆さんご存じ甲殻類ですよね。

簡単に甲殻類のまとめ…。

甲殻類は多くのミネラルを必要とします。
それは、甲殻つまりカラを持つためです!

大昔、地球には海が誕生し微生物が生まれ、それを食べる貝などの生物が生まれ…と海はどんどん生態系を築いてきました。

海の底にはいろいろな生物の死骸、それを分解する生物が増えていきました。

そして海底には分解に時間のかかる、多くの貝が死んだ後の貝殻が蓄積し、時間をかけ海水に溶け再び海にミネラルを返還していきます。

貝殻には多くの海から貰ったり、貝自身が作ったミネラル分が詰まっています。

それを徐々に溶出していくので海の成分はミネラルたっぷりです。
もちろん貝殻効果だけではないです、サンゴや岩石や鉱石などからもミネラルは溶出されています。

そんなミネラルたっぷりの水で生まれた甲殻類は、ミネラルを使い殻を形成し外敵や外因性の環境変化に対応するためミネラルを使い殻を形成しました。

大きく成長するには『脱皮』という手段を選び、殻を脱ぎ捨てることになりました。

 

 

海が手狭になった甲殻類の一部は、海から川へ生活圏を広げていきました。しかしミネラル分は流れる川では海より少ない・・・
そこで無駄にしない為に、脱皮の時必要なカルシウム分を『自分の胃に炭酸カルシウムの形で溜め込む』という進化を遂げたり、食生活を変化させたりしました。

 

そんな甲殻類がビーやシャドーな訳です。

さて、ここで水槽の中のミネラル量は??

水道水にだってミネラルはあります。
ただ、その量は地域によって違ってます。
PHやTDSの値が違ってるのも証拠のひとつになると思います。

飼育スタイルによっても水槽内のミネラル分の量は変わってきます。
ソイルの種類・水替えの頻度・添加剤・ろ過材…いろいろな物の影響を受けますから。

河川ほどミネラルが存在しない水槽は、人工的に添加してあげる必要があります!
こう考えるとミネラルの補給はRO水だけの話ではないですね。

脱皮不全もミネラル不足の一つの指標になると思います。

ビーシュリンプの種類/値段/グレードを知ろう!

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urushi

エビ歴15年。(アクア歴:26年)。元プチブリーダー。本業ではラボで遺伝子組み換えた魚の研究者(お堅い仕事)をしていました。 今はまったり趣味でエビを楽しんでいます。 専門的なことも交えながら、レッドビーシュリンプの飼育について書いてます。ゆるーくお付き合いくださいませ。

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